アレキシソミア研究会について
アレキシソミア研究会 / Society for Alexisomia Research
– 心身症とからだの気づき –
【アレキシソミア研究の意義と必要性】
アレキシソミア (Alexisomia) とは、「からだの気づき」が低下した状態のことです。一方、アレキシサイミア(Alexithymia)は、感情の気づきに乏しい状態のことで、アレキシソミアとアレキシサイミアは密接な関係にあります。
心身症やストレス関連疾患等においては、感情の気づきのみならず、身体(感覚)への気づきが重要な意味を持っています。
「からだの気づき」の重要性について、心身医学、ソマティクス(身体学)、心理学などの関連領域をまたいだ、学際的・臨床的な整理の必要性があることから、本研究会が設立されました。
からだの気づきは、人間の本質的な活動にかかわる重要な要素です。
また、心身のさまざまな側面における感情、情動、感覚、知性などの乖離は、高度情報化の現代社会で起こっている様々な問題とも関連性があり、社会的重要性も高いと考えています。
本テーマに興味のある研究者、対人援助職、臨床家などの方々で、研究会への参加を希望される方は、下記までお問い合わせください。
【テーマ】
① アレキシソミアの意義、その関連概念や疾患の洗い出しや相違点などの整理
・ アレキシソミアの提唱者である故池見先生の定義の整理
・ 関連概念との関連:アレキシサイミア(失感情症)、Functional somatic syndrome (FSS)、解離性障害、転換性障害、PTSDなど
② 概念の検討、その生理的基盤、問題点や課題の検討
・アレキシソミア概念
・アレキシソミアの評価法
・生理基盤である内受容感覚の検討
③ 臨床症例の検討
・臨床的にアレキシソミアと考えられるケースの集積と検討
・”Somatic Diary” を用いた検討
【開催日時】
約2ヶ月に1度(土曜日の夜、2時間程度) 大阪または京都にて開催
(これまでの開催状況は別記)
************************************************************
アレキシソミア研究会
【発起人】
神原憲治 香川大学医学部 教授
村川治彦 関西大学人間健康学部 教授
【世話人】吉嶋かおり alexisomia@gmail.com
☆ご連絡は世話人までメールでお願いします。
************************************************************
突然のコメント失礼します。情動的な生理情報を自然言語にアノテーションしてアレキシサイミアを改善する療法を研究開発したいです。どこか実現出来る研究室を探してます。なんでも小器用に出来ます。